やんばるへヤンバルクイナに会いに行く②

野生のヤンバルクイナに会いに

自然が今も多く残っている沖縄北部やんばるへ足を運んでいますが

見かけても写メを構える一瞬で通り過ぎるほど警戒心も強く

今まで写真を取れた事はありません…;

足が速くてあわて者という意味の方言=「アガチ」
地元の人は、ヤンバルクイナや慌て者のことをそう呼ぶそうです。

見た事は何度かある…!けどよく知らないヤンバルクイナ。

そんなヤンバルクイナをじっくり見ることができる場所があるんです!


ヤンバルクイナ生態展示施設 クイナの森

安田くいなふれあい公園 沖縄県国頭郡国頭村安田1477-35

開館時間 9:00~17:00(※16:30 最終受付)
休館日 水曜日

沖縄自動車道許田ICから国道58号を大宜味方面へ車で56km

(Googleマップに飛びます)


沖縄県国頭郡国頭村にあり、周辺にバス停が無いので

車かレンタカーでの移動になります。

行くまでの道中でやんばるの深い豊かな自然を見ることができ

見晴らしのいい高台から海がきれいに

見えるスポットも多く、ドライブにもグッドですよ~!


(※2022年9月追記↓)

やんばるエクスプレス という直行のシャトルバスが

期限付きで運行しているそうです。

那覇から、国頭・大宜味・東村の3村をまわるので

慣れない土地をレンタカーで行くよりはおススメしたいです✨

私はへゴ科の「ヒカゲへゴ」を見るのが好きで、大きくて葉がきれいなのを見つけると

「茂ってるね~」と嬉しくなります。

(鑑賞用に土産店で買ってきて家に迎えましたが、めっちゃ枯らしました…

/維持するのが難しい植物です)

道沿いには「生き物飛び出し注意」の注意喚起のかんばんや

野生の生き物が道路に入ってしまわないよう溝があり

その先には森に帰る階段がついていたり目を凝らすと「はっ」とする発見があります。

↑天然記念物のリュウキュウヤマガメが

歩道を歩いている写真をあおうさぎが撮ってきてくれました

(車をわきに停めて森に返したそう)

いい資料になってますが、ひかれなくて本当に良かった…汗


施設の看板が見えて、しばらく車を走らせると施設に到着です!
(ゴルフパークもあり、のんびりとできる施設です)

私が初めて行った時は2014年頃。
2011年に救護された卵が繁殖施設で人工ふ化に成功。その個体のうちの一匹

メスのヤンバルクイナ「キョンキョン」が元気に施設の中を走り回っている頃でした

「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」は

ヤンバルクイナの保護活動普及啓蒙と生態調査地域活性化を目的に

環境庁と国頭村が連携して保護増殖事業の一環として

設立されたそうです。

大きなガラスの向こうに広がる自然を模した空間「クイナゲージ」
実際に沖縄本島北部エリアに生い茂る草木が植樹されており

リアルな亜熱帯やんばるの環境が再現されています。

いい茂りっぷり!水浴び用の小さな池もあります。

この子は初代キョンキョン! 

(※画像は2014年のものです)

…え!めっちゃぐいぐい来るんですけど…!!!
ぐわー!!!尊い…

(※画像は2014年のものです)

ガラス越しですが、興味深々に近くまで来てくれます。とてもかわいい…!
水浴びの様子や、羽を広げた姿など、いろんな仕草を見ることができ

つぶらな瞳ともっちりした体系のギャップにすっかり骨抜きにされましたvv

キョンキョンの体重「413g」か…軽い!! ふわっふわで本当かわいいな!!

(※画像は2014年のものです)

しかし、残念ながら2019年に引退しています。

心臓の疾患が見つかり繁殖施設で療養とのこと。
こんなに間近で見れて興奮&癒された事を忘れません。

余生を静かに過ごせていたらいいな、今まで本当にありがとう!!


じゃあ今は!?となりますが、安心してください、


現在は、二代目としてオスのヤンバルクイナ「クー太」くんが

元気に愛らしい姿を見せてくれます

かわ…いさましい表情!さすが男の子…!
近くでみれるの嬉しい…!

(写真は2020年6月頃です)

めちゃくちゃ動きまくりで元気がいい…!

心なしかとても距離が近いです。

スタッフさん曰く
「クー太くん側からも、人間の姿が見えています。

好奇心が旺盛なので見に来ているですよ」とのこと。

スタッフの方が色々とヤンバルクイナの事を話してくださるので、

観察しながら学ぶことができ楽しいひと時でした。


観察に満足し、館内をぐるっと囲む展示パネルには

たくさんの情報があるので是非見てくださいおススメです。


沖縄北部やんばるの森にしかいない貴重な鳥「ヤンバルクイナ」
羽があるけど飛ぶことはなく、茂みの中に潜んで暮らしています。
ヤンバルクイナが飛べないのは翼が退化しているためですが

かつては飛んでいたそうです。飛べなくなった理由は

数万年前にヤンバルクイナの始祖が沖縄にやってきたときに

強力な肉食の捕食者がいなかったためだとか。


天敵は昔からいたカラス(人の生活の変化で現在数が増えてきている)とハブ。

主に卵を狙われたり(涙)
後から来た犬、猫、マングースからはうまく逃げることができないそうで…

しかし、地区の方々の様々な取り組みのおかげで

ヤンバルクイナの個体数が700羽から現在1500羽へと回復しているそうです。

素敵…!


早朝や雨上がりにミミズが出てくるのを見計らって行動するそうなので

たまに道路にも出てくるそう。なのでやんばるの道ではスピードを出し過ぎないよう

安全運転で宜しくお願いいたします。

(※2022年9月追加画像↑)

これからも続いてほしい【やんばる】の豊かな森を

後世に引き継いでもらうために出来る事は

・スピードを出しすぎず安全運転(ストップ!ロードキル!)

・ゴミは道に捨てず持ち帰る

・野生生物に餌付けをしない

・取らない・持ち帰らない・持ち込まない (動植物など)

不用意に森の中に入らない事や、キャンプ場等の許可された場所以外での

たき火やタバコのポイ捨て、線香やロウソクの放置はしない事。

など、基本的なルールを学び、守っていくことが大事だと思います。


北部の自然を見ているとパワーがもらえる感じがしてリフレッシュできるので

今後もまだまだ訪れたい場所なのでした。

森の中へ行く機会がないので、ガイドさん付きでヤンバルの森を

散策してみたいなと思っております

(ハブ・イノシシとの遭遇や、マングース用の罠とか怖いし遭難も怖いので)


もしケガをしたヤンバルクイナや野生生物を見つけたらすぐに⇃へ連絡してください。

そのままにしておくと、後続車にひかれたり、

肉食動物に狙われて命を落としてしまいます。↓↓↓


メモ書きから発掘
・ヤンバルクイナは漢字で書くと「山原水鶏」
・ヤンバルクイナは飛べない鳥として有名だが、

・2mくらいなら飛べるらしい。(ジャンプ?)
・木の上で寝る→降りるときは転げ落ちるようにバサッと落ちる


駆け足気味での紹介でしたが、なにかのきっかけになれば幸いです^^

またヤンバルの自然のパワーを受け取りに行ってきます~!


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↑ヤンバルクイナの太っちょヤンさんが電子書籍になりました!

↑自然観察のガイドブックとして楽しめます^^

↑ヤンバルクイナの生態にせまる写真絵本(子供向けで読みやすいです)


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■おススメスポット紹介

ヤンバルクイナ生態展示施設 クイナの森

安田くいなふれあい公園 沖縄県国頭郡国頭村安田1477-35

開館時間 9:00~17:00(※16:30 最終受付)
休館日 水曜日

沖縄自動車道許田ICから国道58号を大宜味方面へ車で56km

(Googleマップに飛びます)

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